ゴールデンウィークの後半には1泊だけ長男の下宿に泊まり、東京で遊んだ。
最終日となる5/6には「取引先の地域まつりのようなイベントがあるのでそこに行く予定があった。ゴールデンウィークにそんなイベントやるか!?田舎の飲食チェーンが自社商品を売る屋台を出して、移動動物園を連れてきて、地元のモノマネタレントのショーをやる「彼らの自己満足イベント」だ。
暇でどうしようもない地元民にはニーズもあるだろうから開催自体を否定しないが、取引先に参加の声がけをするのはやめて欲しい。僕はそんなイベントのために貴重なゴールデンウィークを潰したくなかった。しかし、一応顔は出しておかねばなるまい…というジレンマ…。
そして、本当に腹立たしいのは「5/6は雨の予報で尚且つ気温も下がる」ということは随分前から分かっていた。僕は他の予定を組む人の為にも「早期の開催決定判断」がなされて当然だと思っていたが、イベントの中止(というか延期)がウェブ上に発表されたのは前日深夜〜当日早朝にかけてのようだった。
僕はこのために前日、東京観光を切り上げて沼津に戻って来たのだ。翌日の雨は決定的だったが「中止の告知」がなされないものだから「雨天でも意地でやるのだろう」と思っていた。全くもって他への配慮のない「無当たり判断」だ。御殿場を中心に飲食チェーンを展開するこの会社のこういうところは本当にダメ会社だと思う。
さて、そんなゴールデンウィーク、東京の長男とは僕の手作りの食事を楽しんだ。22時頃までバイトをしている長男とターミナル駅で待ち合わせて、最寄り駅で簡単な買物をして(メイン食材は僕が持参)、彼の下宿に着いたら「引くほど汚くて」マジで引いた…。2か月の間にこれほど汚くすることが出来るものなのか!と思うほど。
生活力を身につけるには「自分のことは自分でやる」DIYの精神が大切なので、掃除は長男にやらせてその間僕は煙草を吸いながら待っていた。こんなに汚い台所では絶対に料理をしたくないし、こんなに汚い居間ではメシを食べたくなかった。
鰤の漬けとトマト、そして鯛の子を炊いたものを24時を過ぎてから食べる。
この夜、息子は鰤の漬けを湯漬けにして食べて、僕も翌朝に同様にして食べた。息子は鯛の子とそれを炊いた出汁を汁かけ御飯にして喜んで食べた。
春の鰤というと顔をしかめる人もいるが、特に不味いものでもない。そりゃ脂っこいのを食べたいなら冬のものに限るが、なんといっても安い。「世にいう旬の時期」も大切だが、自分自身の味覚と財布を重視した方がいい。
この二食の材料費は1,500円くらい。父子2人で楽しむメシとしては安価に仕上がり楽しい時間だった。