記憶が書き直されること

三連休の初日は「先週の疲れ」のせいなのか、あるいは僕の怠惰な性質のせいなのか、否、その両者がしっかりと結び付いたせいで実にダラけた一日だった。 ダラけついでに夜は20時過ぎにはベットに入ったのだけど、寝床でも僕のダラけ具合が遺憾なく発揮されて…

ブーツのことを考えていたら…。

「今年の冬は記録的な暖冬だ」とニュースなどが報じているが、僕にはそんなふうにも思えない。 …ということを以前にもこちらに記したが、とにかくこの冬はやたらに寒く感じるし、そのために出不精になりそれがデブ性を招いているという最悪なサイクルに陥っ…

Pensive Miss

タイトルは「ペンシィブ ミス」と読み、直訳すると「重大なる過失」となる。これはカウントベイシー楽団の佳曲のタイトルでもある。今日はそんな「今年やってしまったミス」について書く。 2024年が始まって40日くらいが過ぎた。今年のうちのもう10%以上が…

ダラける一日

今日から三連休なのだが、週明けには割と憂鬱な仕事が立て込んでおり、色々とそんな準備をしなくてならないので、特に楽しくもない数日となる。 連休初日の今日のうちに大凡の仕事を終わらせてしまい、残りの2日は圧迫感のないノビノビとした気持ちで過ごし…

美味しいと思うメシの在り方

一昨日、昨夜と2日連続での御馳走外食食を堪能した。 一昨日の夜は接待で河豚料理。昭和の佇まいの「田舎の親戚のうち」に来たような座敷で河豚のコースでお客を饗した。 先付から皮の湯引き、てっさに唐揚にてっちりから雑炊まで…。思いっきり食べて飲んで…

赤飯

今朝は朝6時前から赤飯を炊いた。 特別な早起きをした訳でもなく、昨夜は酒を飲まずに早くにメシを食べて早くに床に就いた。20時くらいには「床に就いた」ものの、そんなにすぐに睡眠することなく、結果24時を過ぎてから眠ったのだが、今朝は5時半くらいに目…

雪の便り

都内に住む長女からの雪の便り。 日中、まさに雪が降っている時に送られきたものだ。これまでの生活では雪を見ることなどほとんどなかったから、なんだか嬉しくもなるのだろう。 立春を迎え、それでも寒さの本番は2月だと分かっていたしその覚悟も出来ていた…

菜の花汁を食べる夜

タイトルの「菜の花汁」は「菜のカジュウ」ではなく「ナノハナジル」と読む。これは僕による造語である。今夜は分不相応に雅やかな響きのするかくなる汁物を啜り、いつもの安ウイスキーを飲んでいる。 休日の今日は朝から雨が降っていてなんだか寒々しい一日…

魚影

昨日のことだ。節分の日は朝からいい天気だった。数日前に春真っ盛りのような暖かな日があり、それから一気に冬に戻る…ということをニュースなどで言っていたので結構寒いものかと思っていたが、昨日は陽射しも暖かな日だった。 朝から散歩に出掛けて、6キロ…

鰯を食べる

節分の夜に鰯を塩焼にして食べた。 スーパーで買ってきた4尾で250円のものだ。形も良く実に美味い鰯だった。弱火でじっくりと焼いた鰯は皮に箸を入れて身を割るとそこから脂が流れ出すほどで、ふっくらと柔らかな身も結構な苦みを持ったワタも旨味に満ちたも…

これも毎年思うこと

今日は節分である。この日を特に楽しみにしているわけでもないが、正月以来なんともだらけた気持ちで過ごしていようとも月日はながれていき、もう春が来ようとしているのだ。気がつくと桃の節句を迎えてあっという間に桜の時期になるのだろう。 こうしたこと…

毎年思うこと

2月になった。沼津では初めてとなる正月を迎えてからもう1ヶ月が過ぎたのだ。 12月の後半に風邪をひいてから体調万全ではない。この3年間、咳と全く縁のない生活を送れていたのに4年目となるこの冬は咳をしどおしである。 そこに加えてこの冬はやたらに寒い…

盛大な会食を支度する

この間の土日のことだ。引越す前に所属していたバンドの仲間3人を招いて、遅くはあるが新年会を開いた。バンドを辞めたあとも時々ラインでやり取りを続けている「気の置けない仲間たち」である。 彼らを招くにあたり、僕はしばらく前から入念なる支度を続け…

モノの耐久年数

こちらは「FORZA」の記事で僕のスマホが推奨してきたものだ。この見出しには「かつては大いに賛同していた」のだが、それも全て正しい訳では無いと思ったことを記しておく。 12月の初旬に修理に出していた革靴が年明けに戻ってきた。15年くらい前に買ったは…

柚子の再利用

冬至はとうに過ぎているし、もうじき節分を迎えようかという時期なのだが、今日は湯船に柚子を浮かべてみた。 そもそも僕は熱い風呂に長時間浸かって過ごすことが大好きで、熱い湯を張った風呂に4分の3くらいの蓋をして、風呂に浸かった状態でその風呂蓋のう…

冬の寒さ

今週は「この冬一番の冷え込み」というようなことが報じられていた。「この冬一番」と聞くと、この数日が一番寒い期間で、あとはこれ以上に寒い日はない…と思ったりするのだけど、これはこの冬これまでで一番寒い日…という意味で、なにも「あとは暖かくなる…

想像料理

なんとも意味有りげなタイトルにしてしまったのだが、「食物の名前は知っているがその実を知らないもの」というのは意外に沢山ある。 ネットで調べればあっという間にそれが何なのか分かる…ということも分かってはいる。しかしそれをしないのは「多少の興味…

近所の中華食堂

ある晴れた日、僕は一人の老人にともなわれてふらりと町へ出た。老人はラーメン暦四十年。これから僕に、ラーメンの正しい食べ方を伝授してくれるのだという。 僕:「先生、最初は、スープからでしょうか、それとも麺からでしょうか?」 老人:「最初はまず…

柚子を干す

年末に田舎の母が送ってくれた荷物の中に柚子が数玉入っていた。「果汁は少ない」とのことだっが、その言葉のとおりに半分に切って絞ってみても種が多量に出てくるものの、果汁と呼べるようなものは本当に少ししか滴り落ちてこないものだった。 年末にこの柚…

ダスティンホフマンの朝食

今朝のことだが、ものすごく久しぶりにフレンチトーストを作って食べた。「ものすごく久しぶり」なんて言ったが、作ったことがあるとしても小学生の頃のように思うし、それも妹が作るのをそばで見ていたレベルだったような気もするから、その実は初のフレン…

【モノ】続 とんすい

僕の愛用しているとんすいは萬古焼の「墨貫入土」というもの。三重県四日市市が産地で、昭和30年から60年以上もの長い間変わらないデザインで作られている。特徴はヒビ模様で、この模様は古くから使われてきた技法で、土台にかけた釉薬が焼成中に溶けて、そ…

【モノ】とんすい

華美なものであってもなくても、使いやすくて日々の生活に溶け込んでいる好きなモノについて記す。 「とんすい(呑水)」とは、小さい取っ手が付いた小鉢のこと。 通常の小皿よりもサイズが大きく深さもあるので、鍋の取り鉢として使われています。 ……これは…

モノの本質

正月に我が家に遊びに来た長女と話していた時に「名もなき焼きそば」という単語を聞いた。これは普段、どんなものをよく食べているか?という話を僕たち父子がしていた中で出てきたものである。 長男と一緒に住んでいる長女、娘だけでなく息子も含めた彼ら2…

飲んだあとで食べる

今日は遅めの午後から取引先の行事に参加していた。隣町(町内会の隣接地域というものではなく隣の市町)にある取引先の新社屋の落成式〜その竣工祝賀会みたいなものだ。 町の有力者のみならず、この地域に票田を持つ国会議員を数人集めての賑やかなもので、中…

出世魚

正月を迎えてから既に2週間が過ぎた。2週間なんて言うと「ちょっとの間のこと」のようにも感じられるが、一年間52週のうちの4%を既に過ごしたことになる。 この正月はダラダラ生活だったので、特に正月らしいものも例年と比べると食べずに過ごした。まあ、な…

家具のケアをする。

沼津に越してきてから、ウチに中の設備投資に余念がない。設備投資なんて言ってみても、ウチを快適に過ごす空間にするために割とお金を使っている…ただそれだけのことだ。 引っ越しをすると足りなくなるものも生まれてくるし、逆に新居では使えなくて不要に…

フォークの背でメシを食べる。

先週末のことだが、仕事で熱海に行った。「熱海に行く」という言葉自体がなんだか楽しいところに遊びに行くことのように僕には聞こえるのだけど、特別に楽しい訳でもない。 朝から出掛けて昼には熱海での仕事を終えて沼津に戻る。その前に熱海で昼食を済ませ…

これも花野菜

この数日、カリフラワーを茹でてそいつにマヨネーズをかけて食べていた。同時に緑黄色野菜というか、アクの強い野菜も身体が欲していた。 正月を挟む休暇の間に特別に怠惰な食生活を送るつもりはないのだけど、なんだかめでたいような気持ちになって普段以上…

昆布締めのその後

昨夜、昆布締めのことについて書いたが、わざとらしい旨味がそんなに好きになれず、最後は茶漬け…もとい、湯漬けにしていただいた。 食べる少し前に醤油に浸した昆布締めを熱い湯を注いだメシのうえに乗せる。イサキという魚は簡単に火が通ってしまうので、…

昆布締めを食べて思うこと

今夜の夕食にはイサキの昆布締めを食べた。数日前に買ったイサキの切身をその日のうちに半身を湯漬にして食べ、残った半身を昆布締めにしておいたものだ。 自分で昆布締めを作って食べるのは10数年ぶりのこと。若い頃は白身の魚を昆布で締めるなんてことがと…