2021-01-01から1年間の記事一覧

宴の支度をする

この週末は舎弟がやって来る。秋の味覚で一献やろうという目的なのだが、極力厳選した食材で秋を楽しみたい。これは今回に限らず、ある種「普遍的」とも言えるようなテーマである。ここでの「厳選した食材」というのは何も高価で珍しいものをズラリと揃える……

秋が始まる

…って言ったところで、もうとうに秋は訪れているのだけど、今日は朝から秋らしくて気持ちのイイ一日だった。 窓を全開、網戸にして寝ていたら、今朝は肌寒くて窓を閉めたくらいの「秋の朝」ぶりだった。朝からウチの近所を歩き回り、午後にはススキを摘んで…

家電を直す

去年の夏前にCDプレーヤーを修理した。今思うとごく簡単な作業で、機械的なベルトの交換をしただけなのだけど、その当時はとても大きな作業を成し遂げたように思っていた。以来、僕のCDプレーヤーは特に難もなく、日々の生活を彩る音楽を僕に提供してくれて…

それ馬鹿が食うやつだな

気温はそんなに高くもないが、今日は湿度が高く不快な秋の日である。外では久しぶりに蝉が鳴いていた。ツクツクボウシだ。相当に遅れて土から出てきたやつなのだろうか?そんな蝉が哀れではあるが、今更の鳴き声は風情のあるものではない。残暑もいよいよ終…

新米を食べる

いい秋の夜!

酒を飲まずにメシを食う

週に1度とか2度は酒を飲まない日があることもある。 それがたまたま今夜で、作り置きの味噌汁があったので銀シャリのメシを炊いて食べる。炊きたてのメシなんて、どうやって食べても美味しいが、今夜は山葵をおろして醤油をかけて、かっ込みながらムセて咳を…

夏と秋の間に

もう秋なのだけど、気温も湿度も高い日が続いていて、当分秋らしい格好をすることもなさそうだ。今日も短パンとビーサンで一日過ごした。毎年思うことなのだけど、季節の端境期が年に4回ある中で、僕は「夏から秋への時期」が一番好きではない…と思っている…

夏に食べた野菜を振り返る

昨夜は「枝豆の塩茹、胡瓜の青柴漬、胡瓜の辛子漬」を食べていた。これらの献立は普段もよく食べている代わり映えのしないものなのだけど、今年の夏は枝豆と胡瓜ばかりを食べていた。一昨日の夜もほとんど同じようなものを食べてウィスキーを飲んでいた。そ…

【旅の思い出】経験するということ

今年の夏もいよいよ終わろうとしている。暦の上ではとうに秋を迎えているのだが、まだ暑い日もある。しかし、秋を感じされられる気候の日も増えてきた。今日は久しぶりに暑い日だったのでエアコンをつけているが、この夏の大きな思い出である旅について、お…

先日食べた湯漬け

りゅうきゅうにした鰤に練胡麻を加えて胡麻だれ漬けにしたものを湯漬けにして食べた。何度もこのブログにも登場している刺身の湯漬け(茶漬けだったりもする)だが、本当に美味い。

勝新太郎

勝新太郎を好きなったのは20代半ばくらいからだと思う。松田優作の和製ハードボイルドや三船敏郎の無頼漢の格好良さに痺れたあとで、勝新の迫力に惹かれたと記憶しているが、氏の代表作とも言われる「座頭市」を映画で見たことはなかった。そう思えば、「悪…

秋の訪れを楽しむ

昼間は暑くて以外に過ごし難い9月だけど、この数日、陽が落ちると涼しくなってきて過ごし易い夜が続いている。そのうちにこうした気候が当たり前のようになってきて、しばらくすると夏の暑さを懐かしく思い出すようになるのだろう。 今夜は、娘とともに夕食…

「りゅうきゅう」という食物

夏の旅から戻ってもう一ヶ月は経っているのだけど、今だにその楽しさを思い出す。ただ今回の記事は「旅の思い出」としてではなく、僕の日常の生活の出来事だ。 昨夜、仕事を終えてからスーパーに出掛けた。 僕がよく買い物をするスーパーは夜8時まで営業して…

テイネイナセイカツ

もう何年か前のことである。仲の良い「漬物舎弟≒頻繁に飲む飲み友達≒生活スタイル全般を語る友達」と喋っていた時のことである。その頃の僕らと言うと、出来合いの惣菜とか出来合いのちょっとしたツマミでお手軽に酒を飲むのは極力避けよう…という意図のもと…

【旅の思い出】ハゼの葉

夏の長期休暇を利用して旅に出たのも、もう1ヶ月前の出来事になった。だんだんと薄らいでいく旅の思い出であるが、印象に残ったことを記しておきたい。 さて、福山で「面白いホテル」に泊まった僕は、翌日、次の行き先も決めずに再び鈍行列車に乗り込んだ。…

自分で試して辿り着くこと

本当につまらん話なのだけど、しばらく前にネットで見た記事が気になった。食パンに溶けるチーズとマヨネーズを混ぜて焼くと……というやつだ。チーズトーストは美味しいと思うし、この食物にケチをつけるつもりなどないが、コレをツイートした人は「なぜ義務…

【旅の思い出】続 ホテルに泊まること

「移動期」と「滞在期」をうまいこと織り交ぜるのが旅を楽しむコツのようにも思う。 鈍行列車で移動をすること自体を旅の目的とする人、いろいろな鉄道路線を走破することが目的の人もいるだろうが、僕はそうではない。では、飛行機やら新幹線やら、とにかく…

September

昨日が8月最後の日だったから、当たり前のように今日から9月である。Septemberだ。秋なのに暑くて、暑いのに秋がやって来た気持ちにならざるを得ない不思議な月である。窓の外からは激しく雨の降る音の聞こえる夜に、この記事を書いている。 本日、9月1日は…

今日で8月も終わる

8月は鈍行列車の楽しかった思い出を反芻しながら、旅の間に考えたことをもう一度頭の中で整理していたら、あっという間に最終日を迎えていた。ノロノロ列車の思い出が深いのに、過ぎていくのは特急並のスピードだ。酷い残暑はまだ当分続くのだけど、明日から…

【旅の思い出】ホテルに泊まること

18切符を使っての節約旅行ではあるが、旅に出た6日間、全ての夜をホテルで過ごした。野宿をするとかホステルに泊まるというような節約ぶりはなく、贅沢と言えば贅沢な旅だった。夜になっても夏の暑さの治まらない中で、汗を流さずに眠るのも嫌だったし、大分…

鰹節を削る

この夏、鰹節を初めて削った。これまで僕が口にしていたのは削った鰹節を袋に詰めて売っている削節である。それが「鰹削節」なのか「鰹節削節」なのかの差もあるということは、この夏になって知った。これまでは鯖節が加えられていても、そいつで出汁を取れ…

夏の漬物

この夏から紫蘇をプランター栽培するようになったことも作用しているのだけど、このところ「青柴漬」を本当によく食べている。 休日が来ると朝から農協に出掛けて、良質かつ安価な胡瓜や生姜や茗荷を買って来て、青紫蘇と一緒に漬け込むのである。胡瓜のパリ…

トンカツという御馳走

先日のことだがトンカツを食べた。 僕はトンカツという料理を月に1度くらいの頻度で食べている。多い時には月に2度や3度も食べることもある。そのくらいに好きな食物だ。…と言っても、スーパーで出来合い惣菜のトンカツが半額になっているのを見つければ買い…

【旅の思い出】判断力と行動力

大分の夜を楽しく過ごした。友との邂逅、そして彼らの饗しに依るところが全てなのだけど、本当に楽しい夜だった。強かに酒を飲んだこともあり、翌朝の行動もゆっくり。大分駅に向かい次の旅先を決めるのは朝の9時を過ぎてからだった。 これまで大分というと…

【旅の思い出】友と食べる御馳走

この「夏旅」で、僕は大分を訪問した。 大分という場所を訪れるのは十数年ぶりのことである。直近となる十数年前に大分に足を踏み入れたのも、この旅で大分を訪れたのも「同一の友人が大分にいたからこそ」なのだ。 十数年前、僕は東京で働いていた。 その仕…

南瓜の種

少し前に久しぶりに南瓜を食べた。当たり前のように僕は戦中派ではないのだけど、南瓜やら薩摩芋というものをそんなに好まない。…なんて言っておいて、薩摩芋は年に数回買うし、南瓜も年に一度くらいは買っているように思う。いずれの野菜も天婦羅をこしらえ…

【旅の思い出】大分に向かう

今回もこの「夏旅」の思い出を記す。朝から自転車に乗って活発に動き、山陰出雲を堪能した僕は、日本海の海産物といつものウィスキーで楽しい一時を過ごした。出雲に到着して2日目の夜、宿の自室でのことである。 滅多に訪れることもない出雲くんだりまで、…

茄子を食べて思うこと

夏になると食欲不振になる…なんて人もいるそうだ。暑い夏がやって来ると、メシやオカズを食べているよりも冷たいジュースやらデザートを食べたくなる…というのも考えてみれば想像は出来るのだが、実体験としては全く共感出来ない。気温や気候、季節の雰囲気…

【旅の思い出】無花果

この「夏旅」で山陰の町を自転車で走っていた。なにも自転車で走っていた時にだけではではないのだけど、田舎町に行くとちょっとした空地みたいにところとか、畑の片隅とか、時には駅のプラットフォームの外れのあたりに無花果の木が茂っている光景をよく見…

【旅の思い出】日本海の魚

出雲という町には小学生の頃に家族で旅行したことがある。…と言ってみたところで、その当時に何を見たとか何を食べたとかの記憶は本当に曖昧で、父親の運転する車の窓から外を眺めていると住宅の側に防風林みたいな木が立ち並んでいたことを覚えている。しか…