2021-01-01から1年間の記事一覧

「御馳走」の感覚

世の中の流行にはそれなりに反応したいと思っているのだけど、そこに反論したいことも多くなってきた。子供の頃は「ウチの飯≦外食」だと本気で思っていた。これは僕の育った家庭にそれなりの問題があったのだろうと、今になって思う。…って、今の日本の家庭…

椎の実

先日、椎の実を煎って食べた。椎の実を食べるのは10年ぶりくらいのことだろうと思う。 僕が小さな子供だった頃、お爺ちゃんに連れられて近所の八幡宮に生えた椎の巨木の元に行き、そこに落ちている椎の実を一緒に拾って帰って来た。お爺ちゃんはその椎の実を…

秋刀魚の味

秋の味の代表格のような秋刀魚だ。 しかし、この秋はまだ食べておらず、今日になってようやく秋刀魚を食べた。今年はどうも秋刀魚が高い。 不漁なのかどうなのか、ちゃんとした調べはないのだけど、僕の生活圏では例年よりも高くに売られている。そうなると…

チュニジアの夜

学校を卒業してもう20数年になると言うのに、ちゃらんぽらんな生活を送っていた大学の時の思い出というものは、僕の脳裏に相当強烈に残されているようだ。今だに「単位が取れない、試験をどうしよう…」というような勉強に追い詰められている夢を見る。頻度と…

カボスについて

この秋はカボスをよく食べている。「食べる」と書いてみたものの、青い実をミカンのように食べる訳などなく、絞り汁をよく使っているのだ。カボスの果汁はとてもジューシーで美味しい。実は(「み」はではなく、じつは)スダチとの違いをそんなに意識していな…

長いこと道具を使うということ

僕は普段メシを炊く時に「文化鍋」を用いている。このブログでも何度か書いたこともあるが、今日は文化の日なので文化鍋のことを記しておく。 「文化鍋でメシを炊く」という行為は立原正秋に憧れて僕の中で採用された行為である。もう20年近く前のことだろう…

ポン酢の思い出

「ポン酢」という調味料を好きだと認識し始めたのは随分と前からのことだ。 小学校の低学年の頃は、冬場の鍋物をポン酢で食べるのが嫌だったことを覚えている。柑橘類の酸味に美味しさを感じなかったのだろう。やけに酸っぱくて、鍋ものの具材の味を損なわせ…

選挙に行って思うこと

昨日の秋晴れとはうって変わり、今日は朝から雨だった。昼過ぎに雨があがってから選挙に行ったが、小選挙区では投票したい候補がいなくて、仕方なしに本位ではない候補に投票して帰って来た。帰宅してから「僕の一票のためにあの馬鹿候補が当選したら…」と後…

「10/27〜28」という日

10年前のこの日に僕は一人暮らしを始め、今に至る。10/27は木曜日で、家財道具もない部屋に寝袋とM65のジャケットを持ち込んで、それらを寝具にしていて眠ったのだけど、その夜はとても寒くて夜中にすぐそばのコンビニに出掛けておでんを食べたことを覚えて…

【モノ】オックスフォードのボタンダウンシャツ

華美なものであってもなくても、使いやすくて日々の生活に溶け込んでいる好きなモノについて記す。 アメリカントラッド…って言葉は少し変だな、アメリカにはそれ程の歴史もないじゃないか?と思うのだけど、日本に洋服が入ってくるよりもずっと前から洋服を…

ジージャンの思い出

「ジージャンが好きだ」なんてことは過去にもこのブログに書いた。同じようなことを書くのかも知れないけど、過去のブログを見返さずに、今現在の「ジージャン愛」について記す。 秋晴れの昨日は一日ジージャンを着て過ごしていた。 ジージャンというものは…

秋の支度

このところ、季節のことばかり書いている。我ながら、もっと他に面白い体験でもしていないのかよ?なんて思ったりもするが、気になることが季節のことばかりなのだから仕方ない。これも僕が年をとってしまったことに起因するに違いない。 「年をとる」という…

窓を開けていると寒くなってきた

秋の到来を心待ちにしていたのだが、遂に秋らしい気候がやって来た。昼間から随分と涼しかったのだけど、風呂上がりの晩酌を楽しんでいると、自分で思っていたよりもずっと気温が下がっていることに気が付いた。これまでの数ヶ月はエアコンを付けていない時…

田舎暮らしに憧れたら陥ること

タイトルは随分と「大きく出た」感じがするのだけど、心の奥底で強く感じたことなので、大袈裟だけど「田舎暮らしに憧れたら陥ること」について書く。 もともと僕は「農村」とか「田舎町」とか「過疎地」という言葉がハマるような田舎の出身だから、そう思う…

10月は…

昨夜は酒を飲まずに本を読みながら早くに眠ったので、今朝は早くに起きて活動していた。朝から長風呂に入ってしっかりと汗をかき、自転車に乗って農協とかスーパーにも出掛けてきた。先週はゴム草履で出掛けていたのに、今日そんな格好をしているとまず寒い…

【モノ】日々使う小鉢

華美なものであってもなくても、使いやすくて日々の生活に溶け込んでいる好きなモノについて記す。 基本的に美味しいものはウチで食べる。外で食べるものに美味しいものあるは、それなりのお金を払うのだから当たり前のことだと思うし、値段と美味しさの整合…

2年前の出来事。

2年前、ちょうどこの週末にあたる金曜日〜日曜日にかけて北海道に行っていた。 過去に何年間か労働組合の要職に就いていたことがあり、その間は会議のために全国各地に赴くことが多かった。まだウェブ会議が行われる前のことだ。行く場所は僕自身の自由意志…

無駄遣いと経済活動

数年前から目にしていたものだけど、高価な海苔弁が人気で、そんな弁当を売る店に行列が出来ている…ということがニュースになっていた。1,080円するその弁当は、ニュースによると「相当に贅を尽くした海苔弁」で、皆が行列を作るくらい…とのことだった。 瀬…

季節感のある服装

本当に毎年思うことなのだけど、夏から秋に変わる時の服装が本当に煩わしい。幸いなのかどうなのか、僕の住むところは四季を問わずにとても暖かい場所だ。これは「今住んでいるところ」だけではなく、過去にも大抵暖かい場所に住んでいたのだと捉えている。…

南瓜

ベランダプランターの紫蘇はコガネムシとの闘いの最中だが、夏に種を撒いた南瓜は順調だ。多くの花を咲かせていたが、ようやく雌花が咲いた。南瓜なんてとても身近なものののように思っていたけど、実際に育てるのは初めてのことだ。恥ずかしながら僕は南瓜…

コガネムシ再来襲

もうコガネムシとは関わりを持ちたくないのだけど、やつが現れるので仕方なくこのことを書く。本気でコガネムシ退治をしてから2週間になる。元気のなかった紫蘇も青々とした葉っぱを久しぶりに茂らせ始めたのだけど、それも束の間で再び元気がなくなって来た…

秋の訪れを感じさせるもの

9月の中頃からSNSなどで金木犀の香りがする…とのことを聞いていた。意識をして外を歩いていたが、僕の踏む地域はまだ随分と夏らしいからか、全く金木犀は咲いていなかった。…というのが先週までのことで、先週の土日、自転車で出掛けていたらそこらで金木犀…

眼鏡のケア

眼鏡が好きで何本もの眼鏡を所有しているのだが、その中でもよく掛けるものというのは時期によって流行りがあり、だいたい3〜4本のものがその時期のスタメン眼鏡になることが多い。着ているものの趣味が大きく変わることもないから、着るものによる眼鏡チョ…

家庭菜園の様子

10月になり、ようやく過ごし易くなってきた。9月の一月の間に夏から秋への準備がなんとか進められたような感じがする。 ベランダのプランター菜園の調子も良好で、植物たちの日々の成長を楽しく見守っている。 夏にふとした思いつきで種を植えてみた南瓜もニ…

外食における「価値」

先週末は友人が遊びに来ていた。 僕が「舎弟」と称す、仲の良い年下の友人だ。 奴が我が家を去る日のことだけど、我々は朝から腹を空かせていた。平素から自宅のメシを礼賛する僕ではあるが、舎弟が遊びに来ている間は、手の混んだものやら常備菜などのその…

煮染めを食べ終えて思うこと

来客があるというと、それなりに頑張って食事の支度をする。それは「今や人と一緒にメシを食べることの方が珍しくなった僕については、日時における非日常」なのだから、つい頑張ってしまうことなのだろう…とも思う。 先日舎弟がやって来た時に支度をした煮…

未来の生活

このブログを書き始めて間もない頃に「未来の生活」について書いたことがある。その時は「レコードやCDを買わなくてもネットで音楽が聴けるし、そもそも音源にお金を払わなくてもタダで音楽や映像をウチにいながらにして楽しめるなんて、どれ程恵まれた環境…

料理をして思うこと

金曜日の夜から日曜日の昼まで舎弟が遊びに来ていた。秋らしい食物に舌鼓を打ち、美味い酒を飲もうという目的で、僕のウチに2泊して朝も夜も楽しく酒を飲んだ。食べた順ではないし、全ての献立ではないが、この宴席で印象的だったものを書き留めておく。 煮…

続 徹底抗戦の構え

昨日、コガネムシの幼虫の恐ろしさに震え上がった僕は、今日は朝のうちに奴らを倒す行動に出た。今朝も幼虫どもが紫蘇の根をパクパクと食べているのかと思うと腹立たしかった。急ぐ必要もあるので駆除剤を使うことも考えたが、この先も紫蘇を食べるので薬品…

徹底抗戦の構え

昨日の朝の出来事だ。いつものようにベランダの紫蘇のプランターに水を与えていた。するとなんだか白っぽいものを発見した。よく見るとそいつはカブト虫の幼虫を小さくしたような芋虫で、すぐに確認出来ただけでも4匹の幼虫が紫蘇のプランターの表層部にいた…