とりとめのない趣味

沢庵を漬ける

普段から漬物を漬けるし、出来上がった漬物に囲まれる食生活を送っている。季節を感じるうえで、その時期の旬のものを食べることも大きなことなのだけど、四季折々の漬物を漬けることも僕にとっては大きな意味を持つ年中行事だ。 漬け込む野菜をどれだけ安価…

椎の実

先日、椎の実を煎って食べた。椎の実を食べるのは10年ぶりくらいのことだろうと思う。 僕が小さな子供だった頃、お爺ちゃんに連れられて近所の八幡宮に生えた椎の巨木の元に行き、そこに落ちている椎の実を一緒に拾って帰って来た。お爺ちゃんはその椎の実を…

ポン酢の思い出

「ポン酢」という調味料を好きだと認識し始めたのは随分と前からのことだ。 小学校の低学年の頃は、冬場の鍋物をポン酢で食べるのが嫌だったことを覚えている。柑橘類の酸味に美味しさを感じなかったのだろう。やけに酸っぱくて、鍋ものの具材の味を損なわせ…

田舎暮らしに憧れたら陥ること

タイトルは随分と「大きく出た」感じがするのだけど、心の奥底で強く感じたことなので、大袈裟だけど「田舎暮らしに憧れたら陥ること」について書く。 もともと僕は「農村」とか「田舎町」とか「過疎地」という言葉がハマるような田舎の出身だから、そう思う…

煮染めを食べ終えて思うこと

来客があるというと、それなりに頑張って食事の支度をする。それは「今や人と一緒にメシを食べることの方が珍しくなった僕については、日時における非日常」なのだから、つい頑張ってしまうことなのだろう…とも思う。 先日舎弟がやって来た時に支度をした煮…

テイネイナセイカツ

もう何年か前のことである。仲の良い「漬物舎弟≒頻繁に飲む飲み友達≒生活スタイル全般を語る友達」と喋っていた時のことである。その頃の僕らと言うと、出来合いの惣菜とか出来合いのちょっとしたツマミでお手軽に酒を飲むのは極力避けよう…という意図のもと…

南瓜の種

少し前に久しぶりに南瓜を食べた。当たり前のように僕は戦中派ではないのだけど、南瓜やら薩摩芋というものをそんなに好まない。…なんて言っておいて、薩摩芋は年に数回買うし、南瓜も年に一度くらいは買っているように思う。いずれの野菜も天婦羅をこしらえ…

【旅の思い出】大阪という街

始発の鈍行列車に乗って旅に出た。青春18切符を利用しての旅なので移動速度が遅いだけで途中下車も自由だし、なんと言っても料金は安い。そんな旅の途中、と言うか旅の序盤のうちに大阪のとある街に降りてみた。快速列車が京都を離れ、高槻市につくまでに見…

海老のおぼろ

長女が明日、17歳の誕生日を迎えるので、今夜は子供たちを招いて一緒に夕食を楽しんだ。昨夜のうちに値引きになった魚を買い求め、それらを中心にとした「手巻き寿司」であるが、僕にとって「手巻き寿司という食物」は相当な御馳走だ。実際の費用はともかく…

【旅の思い出】思い出す前に…。

「今年の夏の旅」も本当にイイ旅だった。旅の間に考えたことや感じたこと。 それらは「美しかった景色」とか「美味しかった食物「楽しかった友との語らい」「暇な車中で考えさせられたこと」……言い始めたらきりが無いくらいに思い出されるのだけど、そうした…

旅に出る前に行った支度

昨日までの旅の空の下の夕食とは違い、自宅に戻って本当に旅に出る前と変わらない日常の夕食を摂っている。これはこれでいいものだが、このあたりの比較についてはまた別の機会に…。 さて、今日はタイトルの通り、旅に出る前に支度をしたことについて記す。…

僕(ら、ではなく「僕」)が旅に出る理由

日本人が旅行に出掛ける頻度は知らないが、旅行については僕は相当に出掛けない方だろうと思っている。日々のちょっとした外出はよくするし、基本的な生活を豊かにする為にはマメに出掛けているのだけど、レジャーとしての旅行には滅多に出掛けない。数年前…

「人間は管である」

20代の前半、大学生だった頃の僕は「80年代カルチャー」が好きだった時期がある。90年代半ばのことなので、当時からするとそんなに昔のことではない。しかし、80年代という時代を小学生〜中学生として過ごして、90年代になってから大学生となった僕にとって…

梅雨がまもなく明ける

朝からめちゃくちゃに蒸し暑い一日だ。 僕の住む街の気温は35℃を超えたらしい。 この数日、遂に寝苦しい暑さになったのでエアコンをつけるようになった。今日は昨日までの雨とは打って変わって、朝からカンカン照りの夏のような空だ。しかし、空気はたっぷり…

ある晴れた午後

昨日の梅雨空が一転して、今日は朝から青空。午前中から投票したり、ホームセンターに行ったり、種まきしたり、塩揉みした赤紫蘇を梅に加えたりとアクティブに動いていた。 そして午後。僕は5月の下旬にある暗渠を辿ってみた。 市内の住宅街に突然現れる用水…

とりあえず紫蘇の成長を

この写真はこの間の日曜日。 5/30の紫蘇の様子だ。そしてこの写真は、それから4日後の6/3のもの。 僅かな日にちで紫蘇がぐんぐん伸びる。 まだ葉っぱは小さいが、間引きをしなくてはならないくらいの密集度合いなので、大きめの葉っぱから収穫を始めてもいい…

友との食卓

忘れないうちに記しておく。■5/21(金)夜 四葉胡瓜の糠漬(古漬) 煎り胡麻 トマトと紫蘇のサラダ 馬鈴薯と人参と玉葱と椎茸の出汁煮 鶏肝のオリーブオイル炒め 紫葉漬 烏賊の塩辛■5/22(土)昼 ドライカツカレー/ドライポークソテーカレー■5/22(土)夜 四葉胡瓜の…

シソイッパイニナアレ!

今日もいい天気で気持ちの良い風が吹いていた。沖縄や九州はもう梅雨に入ったそうだ。今年は春らしくなるのも早かったから、梅雨入りも早くなるのだろう。5月の気持ち良い期間が長く続かないのは嫌だけど、そんな年もあるのは仕方のないことだ。だからこそ、…

家庭菜園

連休中、ベランダのプランターに大葉の種を植えた。青紫蘇のことである。 日本人の平均的な大葉の消費量を知らないけれど、僕におけるソレはきっと平均を大きく上回ることだろうと思う。平均すると、僕は週に20枚くらいの大葉を食べているのではないだろうか…

夏の装いと同時に…

この前の記事でさんざん「ギョサン」の素晴らしさについて語った。しかし、毎日ギョサンを履いて暮らせる程、僕の自由度は高くない。悲しいことだけど…。 ゴールデンウイークの作業として、靴に脂を塗り込んだ。年に一度か二度くらい、革靴に馬の脂を塗り込…

こどもの日に

今年のゴールデンウイークも終わった。連休は5日あり、特に遠くに出かけなかったけど、のんびりと体を休めることが出来た。つい飲み過ぎてしまい、翌日の午前中をダラダラと過ごしていまう日もあったけど、それは今後との反省案件である。 部屋の掃除や衣替…

「好き」自体を考える

革ジャンが好きである。 僕はロックンローラーではないし、バイクにも乗らない。パンクについては聴きもしない。しかし、そうした人たちのアイコンと言うか、紋切り型のレッテルのように言われる革ジャンが好きだ。 シングルブレストのシンプルさもカッコい…

2021年4月 スパゲッティについて

スパゲッティを作ることに関しての「趣味性」については過去にこのブログにも書いたことがある。スパゲッティを作るのはとても手軽で楽しい。プラモデルを作るみたい…とか、ゴルフの練習をするみたい…と言うか…。まぁ、もっとも今の僕はプラモデルも作らなけ…

「北の国から」を見て思うこと

田中邦衛が亡くなった。 少し前のことだけど。彼の演技について語れるほど多くの作品は見ていない。僕が好きだったのは「仁義なき戦い」の槇原の演技だ。役における槇原(田中邦衛)は、そりゃもうズルくてダメな奴だから、感情移入するような余地などない。徹…

インプットとアウトプット

久しぶりにのんびりとした休日を過ごしている。この数週間、ブッ通しで仕事をしていた訳ではない。春の人事異動とか卒業や進学に伴う環境変化などでの宴席が続いていた。料理の支度をするということも僕にとっては楽しい趣味なので何も苦ではないのだけど、…

ツクル伯父さんの思い出②

実家の実家(厳密に言うならば母方の祖父祖母の住んでいたウチ)を母親が掃除していたそうだ。 数日前のことである。そうしたらツクル伯父さんが読んでいた手塚治虫の漫画が何冊か出てきたとのこと。小学校の高学年くらいからだろうか? 僕は手塚治虫に心酔し…

昨年の秋にやりそびれたこと

今日も食べるもののことを書く。 いつもいつも食物のことばかりだ。プライベートな時間に考えることが食物のことばかりな訳ではない。政治について考えたり、人の生き方について考えたりもするのだ、僕も。しかし、このブログにそこまでプライベートなことを…

年始に思ったこと 【化学の粉】

長かった年末年始休暇も、今日が最終日だ。 特に遠くに出掛けたりもせず、特に大きな遊びもせず、手の届きやすいところで毎日それなりに楽しく過ごした。お陰ですっかりのんびりとすることを好きになってしまい、明日からの仕事が憂鬱である。至って大衆的な…

この一年を振り返る【文化的な刺激】

おっさんになってきて、色々な物事への対応能力は上昇したと思っている。しかし、既に身につけていた対応能力が全てではないし、人間は死ぬまで新たな知識を手に入れて、より良く過ごそうという欲を持たねばならないと思っている。 この一年で僕が受けた刺激…

暮れの出来事② ストーブ修理

少し前から数年ぶりに石油ストーブを稼働させていたのだが、どうもこいつの調子が良くない。 このストーブは乾電池を入れて電気的に着火をする仕組みになっているのだけど、そんな着火装置による火の付きがあまり良くなかった。これは何年も前からのことなの…